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ソアラ/サーキット

スープラ(70) & ソアラ(20/21)
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スープラ・ソアラミニカー
ソアラ

ソアラ 2代目Z20系

1986.1~1991.5

 86年1月21日、ソアラは2代目モデルへと進化した。81年のデビュー以来、テクノロジー発展の先駆的役割を果たしてきたソアラは日本に新たなジャンルを開拓してきた存在。
 そんなソアラがさらに進化したのだ。2代目ソアラの開発基本テーマは「世界最先端技術の枠を結集した最高級プレステージ・スペシャルティ」というもの。初代モデルで築き上げたその存在を、さらにレベルの高いものへと導くためのものだった。
 そのために、この2代目でもまた多くの技術が投入された。そのデザインは、ひとことで言えば先代モデルよりソフィスティケートさせたもの。優美さとスポーティ感を高い次元で両立ささせた最高級のプレステージスペシャルティとして、ソアラらしさ=アイデンティティの確立がテーマとされた。
 まず、すべてのガラスに3次元曲面ガラスを採用し、ボディとガラスの面一化を図り、フラッシュサーフェス・キャノピーを基本フォルムとした。また、グリルやモール、ランプ類もクリスタル感を強調した高品質感のあるものとしている。室内は人工工学的な見地から、スペースビジョンメーターを採用した他、新8ウェイパワーシートを採用するなどしている。そして特徴的だったのは世界初のイージーアクセスドアの採用。これは、4リンク式の複雑なドアヒンジを採用したもので、狭いスペースでもスムーズな乗降可能にしたものだった。
 こうしてデビューした2代目ソアラは88年1月には初のマイナーチェンジを行い、3代目モデルが登場する91年5月まで生産された。
スープラ

スープラ A70系

1986.1~1993.5

 それまでセリカの派生車種として、おもに北米市場での販売をメインとしていたセリカXXが、1986年2月、新たな独立車種としてラインアップされた。それが初代スープラ A70系である。
 そのコンセプトは、国際水準を超える「走り」を実現するハイパフォーマンススペシャリティーカー、というも。かつてのトヨタ2000GTの意思を受け継いだGTとしてスープラは世に送り出されるのだった。
 「意のままに走るシャシー」を実現するために、トヨタ2000GT以来の本格的な4輪ダブルウィッシュボーンを採用し、「スポーティーかつパワフルな走り」のために高性能エンジンを搭載した。室内デザインは「走りのロマンス」を感じさせるダイナミックで品質感あるもの。ちなみにスープラとは、ラテン語で「超えて」とか「上へ」という意味を持っている。
 実はスープラはソアラと基本コンポーネンツを共用してたこともあってか、当初はスポーツカーというよりも、大排気量のビックトルクで長距離移動を得意とするGT的な位置づけの車だった。だが、それは時間の経過と共に、どんどん変化していった。そして90年8月のマイナーチェンジを迎えラインアップされたマシンは、さらに過激なモデルであった。それこそが2.5GTツインターボ。2.5Lのセラミック・ツインターボの1JZ-GTE型エンジンは、なんと280馬力/37kg-mを発生するものだった。
 そんな2.5GTツインターボの中でも、特に際だった存在だったのが2.5GTツインターボRというモデル。このツインターボRは、ビルシュタイン製のショックアブソーバーや、トルセンLSDを装着することによって、このマシンが本来持っているスポーツカーとしてのポテンシャルを、最大限に引き出したスパルタン・モデルだった。この2.5GTツインターボRの登場によって、スープラの性格はリアルスポーツに変わったといっても過言ではない。
 スープラはこの後91年3月に再び改良を受ける。ここでは、安全装備の充実が主な目的。またボディーカラーも新色3種が追加されている。当初はグランツーリスモとして登場した初代スープラであったが、それは時間とともにリアルスポーツの道を歩みだし、2.5GTツインターボRによって、当時の大排気量FRスポーツの、ひとつの完成を見た。